観光スポット
[宿場町] 木曽路の妻籠宿
江戸日本橋から京都三条大橋までをつなぐ約534kmの中山道は「木曽路」と呼ばれ、今なお江戸時代の面影を残す宿場町が残っています。代表的な宿場町の一つが「妻籠宿(つまごじゅく)」。風情のある郵便局、歴史や生活がわかる南木曽町博物館などがあり、ノスタルジックな風景が広がっています。妻籠宿は、1976年、重要伝統的建造物保存地区に指定されました。
[リゾート] 軽井沢
軽井沢は、別荘地や避暑地として人気のリゾート地です。新緑や紅葉とのコントラストが神秘的な「白糸の滝」や「雲場池」、歴史や芸術を学べる民俗資料館・美術館・神社仏閣、有名ブランドのアパレル商品や雑貨などが手に入る「軽井沢星野エリア ハルニレテラス」や旧軽井沢銀座通りにあるショッピングエリア「チャーチストリート」など、観光スポットが豊富。旅の目的や興味に合わせてバカンスを満喫できます。
[特別名勝・特別天然記念物] 上高地
標高約1500mにある景勝地・上高地は、日本を代表する山岳景勝地です。このエリアに入れるのは、例年4月中旬~11月15日の期間限定。雄大な北アルプスを望める「穂高連峰」「河童橋」、幻想的な美しさをたたえる「大正池」「田代池」、パワースポットの「明神池」「穂髙神社」など見どころ満載。平坦な道が多いので、大自然を感じながらのんびりウォーキングが楽しめます。
[入場無料] 大王わさび農場
安曇野の大王わさび農場は、北アルプスの湧水を利用してわさびを栽培している広大な農場です。湧水の美しいせせらぎや、透明度の高い清流、北アルプスの山々など、みずみずしい風景を堪能しましょう。ここで食べておきたいのが、わさびソフトクリームやわさび丼、信州そばなどのご当地グルメ。わさびの滑らかな口当たりとまろやかなコクが、信州名物・そばの甘みを引き立てます。なお、長野県のわさび生産量は全国1位。農場内の水車小屋は、黒澤明監督の映画『夢』にも登場しています。
[温泉] 湯田中・渋温泉郷
湯田中・渋温泉郷は、開湯1350年以上の歴史を誇る温泉郷です。源泉が豊富で、長野でもトップクラスの湯量と種類豊富な泉質が特長。どの温泉旅館でも、100%源泉かけ流しで温泉を堪能できます。
9カ所の外湯(共同浴場)があるので、風情ある街を散策しながら湯めぐりに出かけましょう。なかでも、1758年創業「金具屋斉月楼」「金具屋大広間」は国の登録有形文化財。レトロな建築とともに温泉を楽しめます。
おすすめグルメ
[郷土料理] 信州そば
信州そばは長野を代表する郷土料理です。標高約700mの高冷地ですが、霧が霜に弱いそばを守ってくれるため、おいしい味に仕上がるのだそう。多様なそばの中でも「戸隠そば(霜下そば)」は、風味豊かでのど越しも楽しめるのが特長です。そばつゆにネギとわさびを入れて味わうのが一般的。そばつゆに大根のしぼり汁と焼き味噌を加えたり、竹かごに入れたそばをしゃぶしゃぶのように食べたりする地域もあります。
[郷土料理] おやき
長野の郷土料理「おやき」は、なす・きのこ・かぼちゃなどを味噌やしょう油で味付けし、小麦粉やそば粉を水で溶いて練った生地で包んだもの。昔は囲炉裏にくべた鉄製の鍋で表面を焼き、灰の中で蒸し焼きにして食べていました。そこから蒸す・焼く・焼いて蒸す・蒸して焼くなどさまざまな調理方法に発展。地域によっては「やきもち」と呼ばれています。
[ハレの日グルメ] 五平餅
五平餅とは、はんつきにしたうるち米を串に刺し、味噌やしょう油のたれを塗って焼いたもの。昔は米が貴重だったため、ハレの日の料理として親しまれていました。 ごま・山椒・柚子を加えたり、信州の特産・くるみを用いたくるみ味噌で味付けたり。昔は田植えがひと段落した際に親戚が集まって食べていたそう。現在も家庭で作られているほか、スーパーやお土産店でも販売されています。
[新グルメ] 信州サーモン
信州サーモンとは、長野水産試験場が約10年かけて開発した養殖サーモンです。ニジマスとブラウントラウトを掛け合わせ魚ですが、体の大きさはサケそのもの。銀色で美しく、サケのような紅い身を持つことから信州サーモンと名付けられました。お刺身はもちろん、フライやパイ包みなどの調理にも適しており、ファーストクラスの機内食にも採用されました。
[特産品] フルーツ
長野県は、さくらんぼ、なし、もも、ぶどう、いちごなど数多くのくだものが栽培されるフルーツ王国です。日照時間が全国トップクラスで、寒暖差も大きいのがおいしさの秘密。オリジナル品種もたくさん開発されており、巨峰を改良した「ナガノパープル」は、種がなく皮ごと食べられる新品種。りんごの「シナノリップ」、なしの「サザンスイート」、プルーンの「サマーキュート」、あんずの「信州サワー」なども人気です。収穫時期にはフルーツ狩りも行われているので、ぜひ採れたての味を楽しみましょう。