観光スポット
[山陰海岸国立公園の一部] 鳥取砂丘&砂の美術館
鳥取砂丘とは、東京ドーム約820個分もある砂の丘です。高さ約47mの頂上を目指して、斜面を登りましょう。入口付近にはラクダがおり、ラクダライドや記念撮影が可能です。よりアクティブに楽しむなら、砂の上でボードを走らせるサンドボードやパラグライダー、砂の上も走れるファットバイクツアーもおすすめです。砂丘は、掘ると湿った砂が出てくるのが砂漠との違い。降雨量より水の蒸発量が多い砂漠は、掘ると乾いた砂ばかりが出てきます。
鳥取砂丘を出た後は、世界初「砂の美術館」に立ち寄りましょう。「砂で世界旅行」をコンセプトにしている同美術館では、世界各国のアーティストが毎年異なるテーマで砂像を制作しています。
[フォトジェニック] 浦富海岸
浦富海岸は、日本海の荒波に浸食された東西約15kmにおよぶリアス式海岸です。山陰海岸国立公園の一部であり、日本百景・名勝・天然記念物に指定されています。奇岩や洞門、木々の緑、海の青が見せる美しさは、文豪・島崎藤村も絶賛したほど。遊歩道の散策だけでなく、遊覧船やシーカヤック、SUP、シュノーケリングで楽しむこともできます。
[パワースポット] 白兎神社&白兎海岸
神話「因幡の白うさぎ」の舞台として知られる白兎海岸には、縁結びの神様・白兎神を祀った「白兎神社」があり、恋の聖地として認定されています。坂道を少し歩くと「白兎の丘」があり、愛の鐘や展望台が立地。白兎海岸や鳥取砂丘、天気が良い日は隠岐島まで一望できるでしょう。日本海をバックにフォトジェニックな写真が撮影できるスポットです。
[重要歴史的建造物保存地区] 倉吉白壁土蔵群
倉吉白壁土蔵群は、江戸~明治期に建てられた白壁の建物が玉川沿いに並ぶ観光スポットです。打吹城の城下町だったエリアで、江戸時代に武家屋敷が建てられました。当時、しょう油屋や造り酒屋だった建物が喫茶店やお土産店に再利用されており、レトロな街並みを堪能できます。映画「男はつらいよ」のロケ地にも使われました。
[中国地方最高峰] 大山
標高約1709mの大山は。鳥取県を代表する自然遺産。奈良時代に編纂された「出雲国風土記」では「火神岳」と呼ばれ、神のいる山として崇拝されてきました。霊山としての一面があり、かつて僧兵3000人を抱えていた大山寺と、壮大な権現造りの大神山神社奥宮が立地しています。温泉や足湯、乗馬センター、キャンプ場などの施設も充実。伏流水や湧水が多く、大山ふもとには平成の名水百選に選ばれた「地獄滝の泉」があります。
おすすめグルメ
[夏が旬] 岩ガキ
初夏からお盆にかけた夏場にシーズンを迎えるのが、鳥取の岩ガキ。真ガキよりも大きな身で、滑らかな口当たりと濃厚な味わいが魅力です。大きいものでは長さ約20cm、重さ約1kgにおよぶことも。海中の岩盤やコンクリートブロックに付着したものを、素もぐり漁などで収獲します。
[郷土料理] もさエビのお刺身
もさエビとは、海水約5℃、深海約200~250mの日本海でしか獲れない希少なエビです。正式名称はくろざこエビ。弾力があって食べ応えがあり、甘えびよりも濃厚な旨みを感じられるのが魅力です。9月から翌年5月までが旬。お刺身や天ぷら、唐揚げで味わえます。
[ブランドカニ] 松葉ガニ&紅ズワイガニ
松葉ガニは成長したズワイガニの雄で、シーズンは11月上旬から翌年3月まで。上品な旨みの身がぎっしり詰まっているのが魅力です。紅ズワイガニは9月から翌年6月までがシーズン。カニかごを深海約800mまで下して漁獲するのが一般的で、境漁港は日本一の水揚量を誇ります。
[ご当地ラーメン] 鳥取牛骨ラーメン
鳥取牛骨ラーメンは、牛骨で出汁をとるラーメンで牛脂独特の甘みと香ばしさが魅力です。牛骨は戦後でも安価で手に入ったため、使われるようになったそう。味はしょう油と塩の2パターンで、トッピングはもやしやネギなどシンプルなのが特長。麺は中太のちぢれ麺が一般的ですが、ストレート麺の店もあり、新たな魅力を発見できます。
[カレー大好き県民] 鳥取カレー
ルーの消費量全国1位を競うほどカレーが大好きな鳥取県民。懐かしい喫茶店カレーから、赤ビーツを使ったピンク色のカレー、イカ墨を使った黒いカレー、鳥取ジビエをのせたジビエカレーまで、実にバラエティ豊かです。スーパーマーケットのカレーコーナーには、スパイスが充実しているので一度のぞいてみてはいかがでしょうか。