観光スポット
[天然記念物] 七ツ釜
七ツ釜は、玄界灘の荒波によって浸食された玄武岩が生み出す景勝地です。7つの洞窟が並んでおり、一番大きいものは間口約3m・奥行約110m。波が落ち着いていれば、遊覧船で中に入ることもできます。なお、柱のように規則正しく並んでいる岩肌は柱状節理という現象。溶岩が冷えて固まる際に収縮することで発生します。
[日本三大朝市の一つ] 呼子朝市
呼子朝市は、大正時代から行われている呼子の朝市です。朝7時半から12時まで営業しており、鮮魚や、うに、いかの一夜干し、いかプレスせんべいなどのグルメがずらり。石川の輪島、岐阜県の高山に並ぶ日本三大朝市の一つです。
[温泉地] 武雄温泉
武雄温泉は、1300年以上も続く歴史深い温泉です。湯ざわりが柔らかく肌がしっとり潤うため美人の湯として親しまれてきました。武雄温泉のシンボルである朱塗りの楼門や新館は、国指定重要文化財に指定されています。現在使用されている温泉施設では日本最古の「元湯」や、領主のために造られた総大理石風呂の「殿様湯」の湯めぐりを楽しみましょう。
アート好きには「御船山楽園ホテル」内にあるチームラボの常設展示もおすすめです。
[特別史跡] 吉野ヶ里歴史公園
吉野ヶ里歴史公園は、日本最大規模の弥生時代・環濠集落跡「吉野ヶ里遺跡」がある公園。園内は弥生時代の植生に近い森に仕上げた「古代の森ゾーン」、弥生時代の生活や文化を体験できる「環濠集落ゾーン」、大型遊具で遊べる「古代の原ゾーン」など4つに分けられています。弥生くらし館では、勾玉づくり・火おこし・鏡製作・有柄銅剣製作などユニークな体験が可能。レストランや売店もあり、弥生時代に思いをはせながら1日のんびり過ごせます。
[フォトジェニック] 海中鳥居
有明海にそびえる神秘的な3基の海中鳥居。「日本百名月」に選ばれるほど、幻想的な月の風景を堪能できます。
この鳥居には伝説があり、「約300年前、住民が悪代官を沖ノ島に誘い出して酒盛りをして、悪代官を置き去りにした。満潮で島が沈みかけた時、代官が竜神様に助けを求めたところ大魚(ナミウオ)が登場して、背中に代官を乗せて岸まで運んでくれた。感激した代官は、「大魚神社」と海中鳥居を建立。以来、海の安全と豊漁祈願が行われ、住民の暮らしが豊かになった」とのこと。
30年ごとに鳥居を建立する習わしが今なお伝えられています。
おすすめグルメ
[ブランド牛] 佐賀牛
佐賀牛は、「名水百選」に選ばれた自然水と、安全で良質な佐賀県産の稲わらが育んだブランド牛です。大理石のごとく美しい霜降りは「艶さし」と呼ばれるほど。ジューシーで柔らかな脂身と、旨みと甘みのある肉質を味わえます。
[呼子名物] いかの活造り
いかの活造りは、呼子産剣先いかやあおりいかを活造りにした逸品です。注文するといけすから網ですくって、すばやく調理。さばく時間は約30秒だそう。職人の技が光るいかの活造りは、港町ならではの貴重な体験です。
[小城名物] 鯉料理
佐賀県の中央部にある小城市は、城下町として栄えたエリアで小京都と呼ばれる風情ある町並みが魅力。全国名水百選に選ばれた清水川には鯉が生息しており、名物料理として親しまれています。特長は臭みがなく、ぷりぷりと身が引き締まっていること。「鯉のあらい(お造り)」や「鯉こく(味噌汁)」などで味わえます。
[喫茶店グルメ] シシリアンライス
シシリアンライスとは、温かいご飯の上に炒めた肉をのせ、そのうえに生野菜を盛り付けて、マヨネーズをかけた料理。発祥は1975年頃、佐賀市中心街の喫茶店で提供されてから人気となり、喫茶店の定番メニューになりました。アレンジを加えている店も多く、店ごとにさまざまなシシリアンライスが楽しめます。
[太良町の特産物] 竹崎カニ
太良町とは佐賀県西南部にある、有明海に面した町です。なかでも竹崎地区はワタリガニ漁で知られており、その濃厚なおいしさから「竹崎カニ」と呼ばれて重用されています。
おいしさの秘密は有明海の大きな干満差。太良町が「月の引力が見える町」をキャッチコピーにするほど有明海は干満差が大きく、それによって大きな干潟が生まれます。カニの餌であるプランクトンや小動物が太陽を浴びるため、栄養価がアップ。それを食べているから、竹崎カニが特別おいしいのだといわれています。