観光スポット
[レトロな街並み] 倉敷美観地区
白壁やなまこ壁の蔵屋敷が建ち並ぶ倉敷美観地区。倉敷川沿いには柳の木が連なり、風情あふれる景観を生み出しています。ジーンズづくしの倉敷デニムストリートや、町屋を再利用したレトロなカフェ、美術館や考古館などの文化施設が立地。夜にはライトアップされて、幻想的な景観が広がります。7~9月限定で開催される「夜のくらしき川舟流し」もおすすめです。
[国指定重要文化財] 備中松山城
備中松山城は、高梁市に立地する天守が現存する唯一の山城です。標高約430mの臥牛山にそびえており、ふいご峠からの山道を進んで徒歩約20分。9月下旬~4月初旬には、雲海に浮かぶ幻想的な城の姿を見られます。猫城主「さんじゅーろー」のいる城としても有名で、世界各国の観光客で賑わっています。
[日本遺産] 吹屋ふるさと村
赤い家屋が軒を連ねる吹屋ふるさと村は、赤色顔料のベンガラ生産と、主原料ドーハの製造で巨富を得た豪商が作った街です。石州瓦とベンガラ色の建物が目印。旧吹屋小学校や、銅山跡の笹畝坑道など、当時の反映を感じられる施設も点在しています。レトロな街並みを歩きながら、ベンガラ染めのお土産探しやご当地グルメを楽しみましょう。ベンガラ染めの体験も可能。ジャパンレッド発祥の地として日本遺産に登録されています。
[アートの島] 犬島
宝伝港から定期船で約10分、瀬戸内海国立公園内にある岡山市唯一の有人島です。周囲約4kmの小さな島で、銅の精錬所跡を再生した「犬島精錬所美術館」や、アーティスティックディレクターと建築家による「家プロジェクト」によってアートの島として注目されるようになりました。「犬島自然の家」では、天体観測やシーカヤックなどを宿泊して楽しめます。
[日本三大稲荷] 最上稲荷
最上稲荷は日本三大稲荷の一つ。縁切りと縁結びの神様が祀られており、毎月7日には<悪循環から脱して、新たな可能性を引き寄せる>両縁参りが行われています。さらに、月1回、飲み物をいただきながら運気向上のお話が聴ける「運気カフェ」も見どころの一つ。商売繁盛から祈願成就まで、幅広いお願い事ができる県内でも人気の参拝スポットです。
おすすめグルメ
[郷土料理] ばらずし
ばらずしは、旬の野菜や、瀬戸内海の魚介類をのせた華やかなちらし寿司。まつりずしとも呼ばれており、岡山屈指のハレ料理です。春はサワラや筍、秋は松茸など季節によって具材はさまざま。江戸時代、岡山藩の初代藩主が「一汁一菜」の倹約令を出した時、庶民が反発して食べるようになったのが始まりと言われています。
[郷土料理] ままかり酢漬け
関東では「さっぱ」と呼ばれる小魚を、酢やだし昆布などの甘酢で漬けたもの。岡山では「まま(ご飯)をかり(借り)に行くほどおいしい」ので、「ままかり」と呼ばれるようになったと伝えられています。
[B級グルメ] えびめし
えびめしは真っ黒なチャーハンです。カラメルソース、カレー粉、ケチャップなど甘辛いソースでご飯を炒めた料理です。東京のカレー店で働いていた人が、故郷に持ち帰って広めたのがきっかけだそう。
[全国1位の消費量] サワラ
サワラは岡山県で人気の高い魚です。瀬戸内海の春は「魚島」と呼ばれ、鯛やサワラなどの魚が産卵のために集まってくるシーズン。なかでもサワラのおいしさは群を抜いており、お刺身、タタキ、塩焼き、ばらずしなどで旬の味覚を堪能できます。
[フルーツ] 白桃&マスカット
白桃とマスカットは、岡山を代表する特産物です。 「マスカット・オブ・アレキサンドリア」「ピオーネ」「清水白桃」の栽培面積は全国1位。プロ野球が開催される球場にも「マスカットスタジアム」の名前が付けられています。