観光スポット
[世界文化遺産] 平泉
平泉には多様な寺院・庭園・遺跡が残っています。特に、浄土思想に基づいて造られた「中尊寺」「毛越寺」「観自在王院跡」「無量光院跡」「金鶏山」が世界文化遺産に認定されました。
源義経や伊達政宗、松尾芭蕉、宮沢賢治にゆかりのある土地柄でもあり、平泉巡回バス「るんるん」やレンタサイクルを利用して、歴史と文学めぐりを楽しめます。
[天然記念物] 龍泉洞
龍泉洞は日本三大鍾乳洞の一つで、洞内のコウモリも含めて国の天然記念物に指定されています。洞内約4,088mのうち約700mが見学可能。未知の部分が多く、総延長約5,000m以上あるのではないかと推測されています。
見どころの一つは、20階建てのビルに匹敵する水深約98mの第三地底湖。透明度が高く、ドラゴンブルーの神秘的な姿を堪能できます。
[洞窟] 青の洞窟
青の洞窟は、エメラルドグリーンの海面が楽しめる浄土ヶ浜の八戸穴です。日本三大鍾乳洞の一つである「龍泉洞」から、車・バス・電車でアクセスできるためセットで見るのもおすすめ。なお、洞窟探検できるさっぱ船を利用すると、剣ノ山や賽の河原などの名所も案内してもらえます。
[南部鉄器] 岩鋳鉄器館
岩鋳鉄器館は、400年以上の歴史を誇る伝統工芸品・南部鉄器のテーマパーク型工場です。展示ギャラリーの品揃えは県内一。製造工程の見学では、鋳込みや着色など、職人が磨き上げてきた熟練の技が見られます。茶の湯とともに成長した盛岡の鉄器文化にふれてみてはいかがでしょうか。
[日本百景] 厳美渓
厳美渓は、奇岩、巨岩、甌穴、深淵、滝など、約2kmにわたって「静」と「動」の渓谷美が楽しめる名勝です。上流と下流の風景を一度に見られる吊り橋も必見。名物グルメ「かっこうだんご」は、ロープに下がった籠に注文と代金を入れ、木槌を打つと、対岸にあるお店とやり取りできます。
おすすめグルメ
[盛岡三大麺] 盛岡冷麺
盛岡冷麺は、コシの強い麺とつるんとした喉ごしが特長です。韓国冷麺との違いは、小麦粉と片栗粉で作られた麺。そして、牛の旨みがたっぷり詰まったコクのあるスープとキムチの辛さが食欲をかき立てます。朝鮮半島出身の人が盛岡に食堂を開いて、冷麺を出したのが始まりといわれています。
[盛岡三大麺] わんこそば
わんこそばは、空になったお椀に次のそばが投げ入れられる、ユニークなシステムの郷土料理です。「はい、じゃんじゃん、どんどん」という元気な掛け声も名物の一つ。わんこそば約15杯で、もりそば1杯分が目安だそう。あたたかくておいしいうちにそばを食べていただきたいという、おもてなしの精神から誕生しました。
[盛岡三大麺] 盛岡じゃじゃ麺
盛岡じゃじゃ麺は、うどんに似た食感の平麺に肉みそ・長ネギのみじん切り・きゅうりをのせた料理。食べる際によく混ぜ、ラー油や酢、おろしニンニク、おろししょうがなどで好みの味に整えます。締めは、少し麺を残した状態で、卵を割り入れ、ゆで汁・みそ・ネギのみじん切りを加えて「ちいたんたん」にしていただくのが盛岡流です。
[郷土料理] いちご煮
いちご煮は、ウニとアワビを使ったぜいたくなお吸い物です。乳白色の汁に浮かぶウニの姿が、朝霧に浮かぶ野イチゴのように見えたことから名付けられました。太平洋沿岸の八戸市や階上町で生まれたハレの日の一品です。
[おやつ] 南部せんべい
南部せんべいは、小麦粉・水・塩で作られたシンプルなせんべいです。焼き型からはみ出た部分をそのまま残しているのが特長。
江戸時代に南部領だった岩手県北部と青森県南部が発祥の地といわれており、第二次世界大戦後は貴重な保存食として味噌汁や鍋に入れて食べていました。