観光スポット
[国の名勝] 屏風ケ浦
屏風ケ浦は、銚子市犬岩から旭市刑部岬まで約10mにわたる断崖です。崖の高さは約40~50mで、波の浸食によって削り取られてきました。英仏海峡・ドーバーの「白い壁」に似ていることから、「東洋のドーバー」と呼ばれるほど。映画やテレビドラマ、CMのロケ地に使われるほどの絶景で、国の名勝かつ天然記念物に指定されています。
[絶景スポット] 鋸山・日本寺
日本寺は、約1300年前、聖武天皇の勅詔を受けた行基菩薩が開山した関東最古の勅願所です。標高約329mある鋸山の南斜面に立地。日本最大の磨崖仏として知られる「薬師瑠璃光如来坐像」や、大小さまざまな石仏が安置された「千五百羅漢道」など見どころ満載です。なかでも、房総半島や富士山まで見わたせる「地獄のぞき」からの眺望は必見。岩の先端は、宙に浮かんでいるような錯覚を覚えるほどスリル満点です。
[フォトジェニック] 富津岬
富津岬は、南房総国定「富津公園」にある岬で、先端には巨大な展望塔「明治百年記念展望塔」があります。この展望塔からは三浦半島や富士山が眺められ、眺望の美しさは「関東の富士見百景」に選ばれるほど。園内には屋内温水プールや遊具広場、キャンプ場があり、夏は5つのプールからなるジャンボプールがオープン。ファミリーで楽しめるレジャースポットです。
[パワースポット] 亀岩の洞窟
亀岩の洞窟は、水面に反射した光がハート型を描き出すフォトジェニックなスポットです。キレイに撮影するなら、春分の日と秋分の日が狙い目。水田耕作を目的に人口的に作られた洞窟で、洞窟内には亀に似た岩も。遊歩道には開運福寿を祈念できる「幸運の鐘」があります。
[世界的に貴重] チバニアン(地球磁場逆転地層)
チバニアンは、世界的に貴重な地層です。市原市田淵に立地しており、地球の歴史を語るうえで欠かせないスポット。地球はS極とN極の逆転を繰り返しており、数万~数十万年ごとに地磁気が入れ替わってきたといわれています。市原市の地層では、約77年前の逆転がはっきりと見られるのが特長。パワースポットしても人気を集めています。
おすすめグルメ
[郷土料理] なめろう
なめろうは、アジに味噌・ネギ・しょうがなどのみじん切りを混ぜ、粘りが出るまで叩いたもの。 漁師の船上料理として作られたもので、「皿をなめるほどうまい」という意味で「なめろう」と名付けられたとか。房総半島沿岸部の郷土料理で、サンマやカツオなどの魚を使う場合もあります。
[ご当地ラーメン] 勝浦タンタンメン
勝浦タンタンメンは、勝浦の漁師さんや海女さんが冷えた体を温めるため、仕事帰りに食べるメニューとして定着した麺料理です。しょう油ベースのスープにラー油がたっぷり使われているので、赤い色に仕上がっているのが特長。具材の定番はみじん切りの玉ねぎやひき肉ですが、ニラやネギを入れる店もあり、さまざまな味を楽しめます。
[九十九里浜] イワシ料理
江戸時代からイワシ漁が盛んな九十久里浜では、「なめろう」「イワシのつみれ汁」「さんが焼き」「ごま漬け」などたくさんのイワシ料理が生まれてきました。特に6~7月に水揚げされるイワシはたっぷり脂がのって美味。九十九里浜を訪れた際にはお刺身はもちろん、郷土料理も味わってみたいものです。
[SDGs] 房総ジビエ
房総ジビエとは、県内で捕獲され、県内で加工されたイノシシや鹿の肉のことです。 房総半島にはイノシシや鹿が多く生息しており、農作物への被害が深刻な問題に。国や自治体ではジビエとしての活用を推進しており、SDGsの取り組みとして注目されています。
[全国1位の生産量] 落花生
千葉県といえば落花生。火山灰が堆積した関東ローム層は落花生の栽培に適しており、生産量全国1位にランクインしています。そのため、「ゆで落花生」や「落花生味噌」など古くから伝わる郷土料理がたくさん。まんじゅうからシフォンケーキまで、お土産にぴったりのスイーツもたくさん販売されています。