観光スポット
[広大なカルデラ台地] 阿蘇
阿蘇は、世界最大級のカルデラに、約6万人が生活している世界でも珍しい地域です。阿蘇五岳を望める「大観峰」からは美しい雲海や夜景を望むことができ、広大な草原が広がる「草千里ヶ浜」では乗馬や散策が楽しめます。
なお、「阿蘇中岳火口」を目指す場合は、事前に阿蘇火山防災会議協議会の公式サイトで立ち入り可能かどうかを確認しましょう。
[映えスポット] 鍋ヶ滝公園
鍋ヶ滝公園は、テレビCMのロケ地になった絶景スポットです。滝の大きさは落差約10m、幅約20m。ベールのような滝と豊かな緑のコントラストは一見の価値あり。滝の裏側に入って、間近で眺めることもできます。
[世界文化遺産] 万田坑
万田坑は、日本の産業革命を支えた三池炭鉱跡です。レンガ造りの建物や、炭鉱マンが行き来した坑口、巨大な機械が並ぶ機械室など見応えたっぷり。当時の資料や写真を展示する「万田坑ステーション」も必見です。廃墟好きにもおすすめ。
[世界文化遺産] 天草の崎津集落
天草の崎津集落は、禁教期に仏教・神道・キリスト教が共存しており、漁村特有の信仰も育まれた集落です。ほとんどがキリスト教徒だった村人は、島原・天草一揆以降、神社や寺院に分散。「絵踏み」が行われた庄屋役宅跡、禁教後に作られた島津教会はぜひ見ておきたい歴史的建造物です。
[映えスポット] 八角トンネル
八角トンネルは、熊延鉄道(ゆうえんてつどう)の遺構で落石を防ぐために作られた洞門です。八角形の理由にはさまざまな説があり、未だ謎が残るトンネル。森の中にひっそりと佇む姿がミステリアスだと、近年注目を集めています。
おすすめグルメ
[郷土料理] からしれんこん
からしれんこんは、れんこんの穴に辛子みそを詰め、卵黄入りの小麦粉をまぶして揚げたもの。ピリッとした辛さと、シャキシャキの歯ごたえがクセになる一品です。熊本県は、全国でもトップクラスの生産量を誇るれんこんの産地。由来は、肥後細川家の初代藩主・忠利公です。病弱だった忠利公を元気にすべく、羅漢寺の和尚が発案。そのレシピは明治維新まで門外不出とされていました。
[生産量全国1位] 馬刺し
生産量も消費量も全国1位の馬刺しは、熊本県の郷土料理です。馬肉は低脂肪・低カロリー・高たんぱくで、ミネラルも豊富。滋養強壮にぴったりの食材です。熊本藩の初代藩主・加藤清正が朝鮮出兵した際、そのおいしさに感動し、帰国後も食べるようになったのが由来といわれています。
[ブランド牛] あか牛
阿蘇の雄大な自然に育まれたあか牛は、赤身が多く適度な脂肪もあるのが特長。ヘルシーで旨みもあるブランド牛です。名物のあか牛丼は、ミディアムレアのステーキが味わえるぜいたくなどんぶりです。
[郷土料理] 太平燕
太平燕は、豚肉やエビなどが入った野菜炒めと揚げたゆで卵がのった中華風春雨スープです。熊本市では、小学校の給食として出されるほどなじみ深い料理だそう。明治時代後期、中国福建省福州の家庭料理が、華僑によって持ち込まれたといわれています。
[スイーツ] いきなり団子
いきなり団子は、さつまいもの輪切りやあんこを小麦粉・団子粉の生地で包んだスイーツです。急な来客でも簡単にすぐ作れることから、「いきなり」と名付けられたとか。もともとは、さつまいもの収穫が盛んな農家で、農作業の合間に食べられていたおやつだそう。