観光スポット
[パワースポット] 出雲大社
出雲大社は、日本を代表する神社の一つ。『古事記』や『日本書紀』にも記載されているほど歴史が深く、「因幡の素兎」の神話でも知られています。旧暦の10月は一般的に「神無月」と呼びますが、八百万の神々が全国から集まる出雲地方では「神在月」と呼んでいます。なお、出雲大社の参拝方法は「二礼四拍手一礼」が正しい作法。縁結びの神様として人気のあるパワースポットです。
[世界文化遺産] 石見銀山
石見銀山は1527年から1923年まで稼働していた日本最大の銀山です。当時日本の銀は世界で産出された銀量の約3分の1を占めており、その大半が石見銀山で採れたものでした。
そのため世界の経済・文化に影響を与えたこと、現在に至るまで坑道跡や住居跡が残っていること、銀の精錬に使った分だけ植林されて森林管理がなされてきたことなどが評価されて、世界文化遺産への登録を実現。坑道跡につながる街・大森では今なお人々が暮らしており、ノスタルジックな風景を楽しめます。
[ユネスコ世界ジオパーク] 隠岐諸島
隠岐諸島とは、島根県から約60km北にある、約180の島と4つの有人島です。断崖と日本海の美しいコントラストが広がる「国賀海岸」、夕陽が灯りのように見える「ローソク島」、年3回開催される歴史ある「隠岐の牛突」、隠岐の海を観察できる「海中展望船」などパワースポットやフォトスポットがもりだくさん。
ダイビングや水上スキーのほか、「E-BIKEガイドツアー」や「天空の溶岩deピザ」などのアクティビティも充実しています。
[神の湯・美肌の湯] 玉造温泉
1300年前に開湯した玉造温泉は、『出雲国風土記』に登場するほど歴史ある温泉です。「神の湯」「美肌の湯」として知られ、泉質調査では高級化粧品レベルと評価されました。「玉造」の名が示す通り、古くから魔除けの象徴・勾玉づくりが盛んなエリア。縁結びや美肌にまつわるパワースポットが点在しており、湯上りの散策も楽しめます。
[武家屋敷のなまこ塀] 殿町通り
津和野町にある殿町通りは、山陰の小京都と呼ばれる風情のあるエリア。武家屋敷のなまこ塀や、塀割を泳ぐ色とりどりの鯉、初夏には花菖蒲が街を華やかに彩ります。石造りの津和野カトリック教会も見どころの一つです。
おすすめグルメ
[郷土料理] 出雲そば
出雲そばは、日本三大そばの一つ。殻付きのそばの実を挽き込むので、一般的なそばよりも黒っぽいのが特長です。つなぎに使われる小麦粉が2割程と少ないそばで、コシが強く、栄養価や香りが豊か。冷たい「割子そば」と温かい「釜揚げそば」では異なる風味や食感が味わえます。
[ブランド和牛] しまね和牛
しまね和牛は、程良い柔らかさと旨み、しつこくない脂が特長のブランド牛です。 出雲地方の山間部では製鉄が盛んに行われており、鉄の輸送手段に牛や馬が使われていました。牧畜も盛んで、子牛を全国各地に売っていた歴史も。それが但馬牛や神戸牛のもと牛になったといわれています。
[郷土料理] うずめ飯
うずめ飯とは、炒めた野菜とあぶった鯛の出汁、そこに水を加えて、濃いめのしょう油味で煮込んだものをどんぶりに入れ、おろしわさびをのせてから、ご飯をかけた料理です。味のポイントはわさび。水のきれいな津和野町では甘みの強いわさびが特産品で、外国人にも食べやすいといわれています。
[ピリ辛のさつまあげ] 赤天
赤天とは魚のすり身を使ったさつまあげ。パン粉をつけて揚げるので、サクサクの食感が楽しめます。唐辛子が練り込まれているのでピリ辛で、マヨネーズをつけて食べるのが定番。港町である浜田のソウルフードでしたが、今では島根を代表するご当地グルメとして親しまれています。
[日本三大しじみ] しじみ料理
宍道湖(しんじこ)は、国内トップレベルのやまとしじみ漁獲量を誇ります。宍道湖は海水と淡水が入り混じる「汽水域」。河川と海水からの栄養分豊かな生育環境で育つので、粒が大きく、肉厚なのが特長です。郷土料理のしじみ汁やしじみご飯、酒蒸しで味わいます。