観光スポット
[川越のシンボル] 時の鐘
時の鐘は、江戸時代初期から時を知らせる川越のシンボルです。現在の鐘は4代目。火災で焼失しながらも川越の商人たちによって再建されてきました。高さ約16mの木造で、鐘が鳴るのは午前6時・正午・午後3時・午後6時の4回。平成8年、環境省の「残したい“日本の音風景100選”」に認定されました。
[大正ロマン] 川越大正浪漫夢通り
川越大正浪漫夢通りは、映画やドラマのロケ地にも使われる大正ロマンの魅力あふれるエリアです。御影石の石畳が約200m続き、沿道には町屋造りのお店や、ハイカラな喫茶店、江戸時代から続く老舗店がずらり。タイムトリップしたようなノスタルジックな雰囲気を満喫できます。
[史跡] 吉見百穴
吉見百穴は、斜面にたくさんの穴が開いた日本最大級の横穴墓群です。数カ所の穴には天然記念物のヒカリゴケが自生。古墳時代末期(6世紀末〜7世紀後半)に造られ、現在219基の横穴が確認されています。大正12年に国の史跡に指定。構内にある「吉見町埋蔵センター」には、埴輪や勾玉の手作り体験コーナーがあります。
[パワースポット] 三峯神社
三峯神社は、仕事や家庭安泰、縁結びなど、あらゆることにご利益があるといわれるパワースポットです。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉册尊(イザナミノミコト)をお祀りしたのが始まり。日本武尊を案内したのが狼(山犬)だったため、神の使いとして一緒にお祀りされています。標高1100メートルの山中に立地。拝殿横には推定樹齢800年を超えるご神木がそびえているほか、標高1332mの妙法ヶ岳頂上にある遥拝殿からは秩父の街をパノラマで堪能できます。
[防災システム] 首都圏外郭放水路
首都圏外郭放水路は、洪水を防ぐため春日部市に造られた巨大な地下放水路です。深さは約70mで、大きさは世界最大級。
定期的に見学会を実施しており、ずらりと柱が並んだ調圧水槽を見学できる「地下神殿コース」、深さ約70mの迫力を満喫できる「立杭体験コース」など4コースから選べます。併設する「龍Q館」では、防災システムである首都圏外郭放水路の仕組みが学べます。
おすすめグルメ
[生産量が全国2位] 武蔵野うどん
うどんの生産量が全国2位の埼玉県。稲作の裏作として小麦の栽培が行われており、現在までに20種類以上のうどんに発展したといわれています。なかでも武蔵野うどんは太目でコシがあり、茶色がかっているのが特長。一般的には、かつおベースのだしに豚肉が入った肉汁うどんとして親しまれています。
[郷土料理] フライ
行田市を中心に伝わる「フライ」は、揚げ物ではなく焼き物。小麦粉を水で溶いた生地に野菜や肉などの具材を入れた、お好み焼きのようなものです。昭和初期、足袋工場で働いていた女工さんが「安くて腹持ちが良い」と好み、広まったいわれています。名前の由来は、行田周辺が布の産地だったことから「布来(ふらい)」と名付けられた説、フライパンで焼くことに由来した説など諸説あります。
[秩父名物] わらじかつ丼
わらじかつ丼は、わらじのように大きなかつが2枚のった秩父名物のどんぶりです。大きくてボリューム満点ですが、薄いのでサクサクと食べられるのが魅力。どんぶりをはみ出るほど大きなかつが売りの店や、かつの枚数を選べる店、そばとセットの店などさまざまあります。
[生産量が全国2位] くわい
くわい生産量が全国2位の埼玉県では、くわいご飯やくわいの含め煮といったくわい料理が親しまれてきました。大きな芽をつけることやたくましい成長をみせることから「子孫繁栄」や「立身出世」など縁起が良いとされ、お正月のおせち料理やお祝い事には欠かせない伝統野菜になっています。
[郷土料理] ゼリーフライ
ゼリーフライは、おからや茹でたじゃがいもに、炒めたにんじんやネギといった野菜を合わせて揚げたもの。ウスターソースなどをつけて味わいます。行田市を中心に広まったおやつで、学校給食に出されるほどのご当地グルメ。小判のような形なので、かつては「銭フライ」と呼ばれており、それが「ゼリーフライ」になったといわれています。